北海道3/3 大雪山

山歩き, 百名山

2019.07.07

利尻の民宿から打って変わって、旭川で過ごした都会の夜は刺激的。コーヒーのカフェインにやられて眠れない夜を過ごすという、悲しいハプニングがありましたが、なんとか朝一番のロープウエイで旭岳を目指します。この日差しを見て下さい!今日も晴れてますよ!

ロープウエイをおりればそこはもう花畑。遠くに煙をあげる旭岳が格好いい。気分上々で登山開始ですが、花が多すぎて前に進めません。

一面花盛りとは、こういうことだぞって北海道に言われている気がします。今まで見てきた花畑とは規模が違います。

足下には小さな花が咲き乱れ、ふと視線をあげればトムラウシに十勝岳。なんと眺めの良いことでしょう。こんどはあっちを縦走かなっと想像しつつ歩きます。

噴煙あげる谷を見てみれば、火星のような殺伐とした風景が広がり格好良いのです。

ゴツゴツガラガラとした山頂からそっと進むと、そこには一面のヒメイソツツジ。スゴイ、凄すぎる!

東面は雪山。ザクザク踵を差し込みながら、滑るように駆け下ります。北海道の真ん中で、青空をバックに滑走するなんて楽しすぎます!

雪渓を過ぎると、これまたお花畑。チングルマなどなど咲き乱れています。これほどの花を見ることなんて、これから先も無いのではないか。

すこし登った間宮岳は、やさしい丘になっており、ポコポコと水玉模様の花壇。感動です。絶景です。ありがとう北海道!最高ですぜぇ~!もう、このあたりで興奮が最高潮になってました。

花に埋もれながら下った先には、中岳温泉。湧き出るお湯は熱湯。横から流れ込む水は雪解け水。置いてあるスコップで水の流れを調整し、適当な水温に。これが難しい。気合いで飛び込む人もいるらしいけど、足湯で十分。疲れがスッと取れていきます。

溶ける雪渓からエゾノリュウキンカがこんにちは。春ですね。

水の豊かな場所だからこそ、これだけの花が咲くのでしょう。それにしても花の量に比べて虫の少ないこと。これから出てくるのかな。

ぐるり一周回って、ロープウエイ乗り場に近くなると、また花が多くなります。池のまわりに残った雪は、神秘的な色を水中に映します。

冬の、真っ白に閉ざされた雪山とは一変、明るく花の咲き誇る夏の大雪山。いろいろな顔がありますが、自然の優しさを、これほど大きなスケールで味わうことができる大雪山は、日本の誇るべき名山でした。みんなに優しいロープウエイもあってポイントアップ。

景色と食を十分に満喫した北海道でしたが、まだ見ぬ魅力がいっぱいあるはずなので、また登りに行きたいと思います。

では、番外編で(^-^

Posted by ippei